くまくまさんです。
週末は息子くんの保育園での「こんなに大きくなりました会」でした。
内容は親御さんたちが自分の子供たちが園でどのように過ごし、成長してきたかを写真や動画を見ながら振り返るものです。同学年の子たちの親がホールに集まり、我が子の成長をスマホを構えながら待ち望みます。息子くんと保育園に向かい、いったんスライドショーの閲覧のために別れた後、園児たちが登場して歌や踊りを披露してくれる流れです。
スライドショーでは園児たちの成長を感じられました。
テーマが「遊び」だったので年齢による遊びのやり方の変化、協調性の進化などがどのようなものなのかを説明していただいて実に分かりやすかったです。
スライドショー後はお待ちかねの園児のパフォーマンス。この会のために用意した歌ではなく、いつも通りやっているものをいつも通りやっている姿を見てもらうというのがコンセプトなのでみんな慣れたものだったと思います。去年も開催されましたが去年と違うのはみんなが空き箱で作った自作の楽器を持って登場したこと。ちょっと前の登園時に園児たちにやたら自作楽器を「見て見てー!」とアッピールされたことを思い出して納得がいきました。紙コップをふたつ合わせて中にビー玉を入れたマラカスが多めの小さな鼓笛隊。それでもピアノやドラムもいる素敵なちびっこオーケストラです。
息子くんもそういえば今週の朝一、紙コップマラカスを持ってフリフリしていました。
昨年は鼻をほじったり、ぼーっとして立ち尽くすだけでまったく参加できなかった息子くんがどんなに成長したかを楽しみにしていました。
⇩昨年の様子
kumakuma3-family.hatenablog.com
結果としては・・・登場からまさかの大号泣。
先生に連れられて最後に登場したまでは昨年と一緒でしたがまあとにかく鬼のように泣いていました。「マァマがいいよ~!!」「ああーーーーん!!」とさっきまで一緒だったママが消えてしまったことに強烈な不安を覚えたようです。とにかく終始、泣きっぱなし。幸い手に持ったマラカスをぶん投げたりすることはなかったですがみんなで2曲の歌をやりとげた中、結局一度も泣き止むことなく退場しました。とにかく強烈に泣いていたので我が子の成長を撮影しようと動画を撮っていた親御さん方にはお耳苦しいノイズを録音させてしまってまことに申し訳なく思います。
妻さん曰く、「昨日からちゃんと説明はしたんだけど・・・」と言う事でしたがとりあえず分かっていなくても「うんうん」と言うムーブが増えた息子くんに通じているはずもなく、『ただただパパやママと一緒だと思ったら急にどっか行ってしまって、知らない大人たちの前に立たされた』という状況になってしまったのでしょう。いつも歌っている歌とは言えど舞台です。ダメになってしまう子も一定数いるみたいです。去年も同級生に息子くん以外にも緊張で十分なパフォーマンスができない子もいました。でも今年は息子くんだけでしたね・・・。
会が終わってから先生曰く、「でも去年は教室でママと別れる時にもう泣いてしまっていたから成長しています!」と励ましの言葉をいただきました。ただ、それでいいのか4歳児。もう来年度は5歳で、年長ですよ。そんな甘ったれでどうする!とパパ的には言いたいところです・・・が、発達支援センターの担当さんに先日、困っていることを聞かれたときに「運動会やお祭りでちゃんとできない」と相談したところ、「イベントは日常ではないので出来なくても気にしなくていいです」とアドバイスいただいていました。それがなければ去年より悪いじゃん・・・と私は落ち込んでいたに違いありません。
自閉症スペクトラム障害の子はとにかく『いつもの流れ』を好みます。状況が変わること、例外があることに対応するのが苦手です。なのでイベントごとはできなくて当たりまえと思って向かっていないといけないそうです。そうとは分かっていてもやはりパフォーマンスは気になるところ。自分を見てくれていることが嬉しくてパパやママに手を振る園児たちを、強烈に、強烈に、うらやましく思う会でした。
幸せになりたい。
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