くまくまさんの時間は魔法だね

2019年3月26日生まれの息子くんの成長記録。大人になった時に読み返してくれると嬉しいです。

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【知見】発達障害は文化

photo by 写真AC

くまくまさんです。

 

先週、障がいのある子たちに理解を示すのはなかなかできないかもしれないという記事を書きました。

kumakuma3-family.hatenablog.com

友人、家族、あるいは周りにそういう人たちと付き合っていくことがないと異質な目で見続けてしまうのは当然だけど悲しいよなって話です。

 

そんなところでハッとさせられた動画を見ました。

今朝たまたまYouTubeに流れてきたやつです。自身が自閉症で、自閉症ゆえのこれまで悩みと周りとのこれからのつながりについて自分なりの表現を話してくれていました。

自閉症障がい者の理解につながるかもしれないキーワード、それは「文化」です。


www.youtube.com

・自身の発達障害を自覚するようになってきて周りと違うことに悩む自分

・自己肯定感が減って被害妄想ぎみになっていた

・うまく合わせられなくて「こうしたほうがいいよ」が「こうしなさい」と聞こえ、やがてそれが「そうしなきゃ普通じゃない」になっていた

・「普通」を追い求め、「普通」に殺されてかけていた

発達障害は例えば「他の外国と日本の関係みたいなもの」

・外国で構築済みの文化を持った人を「ここは日本なんだから」と完全に染めようとするのは難しい

・同じところで生活するために「ここだけは守ってほしい」というところと、そして「ここだけは譲れない」という障害者のこともそれぞれの「文化」として対話の中で理解してほしいし、そうすれば歩み寄れるかもしれない

 

そういう意見でした。自身のことを理解しながら一般人との違いを「文化」と表現して素晴らしい内容だったと思います。そして「普通」に殺されてかけていた、という強いワード。ここが一番ひっかかりました。

おそらく我が家では息子くんに「普通」はこうだと教えていると思います。動画の彼は知的障がいではなくそれゆえギャップに悩むことができましたが息子くんにはこれからの将来、「普通」が理解できるかは分かりません。それでもあまりに自分たちの思う「普通」の型にはめようとして悪い言い方をすれば「うまく自分のことをしゃべれない息子くんをいいことに彼の譲れない部分も侵害しようとしているのではないか」とも思えるようになりました。

 

親として子供を不幸にしたくないと思うのは当然ですが押し付けてしまうのも変な話です。子供とはいえ別の考えを持った他人です。なんでも思いどおりになんていかないです。自分自身が息子くんとの関係を考え直すいいきっかけになりました。ありがとうございました。