くまくまさんです。
先週朝、息子くんの保育園に行くと教室のロッカーにお菓子の箱が入っていることに気づきました。
おせんべいやクッキーによく使われる平べったいA4サイズくらいの箱。包装紙を取って真っ白のやつです。他の子のロッカーには似た箱は入ってなくて、息子くんのところにだけある箱です。
なんだろう、と眺めていたら横で見ていた先生から「あ、それは、息子くんが大事にしている箱なんです」とコメントいただきました。「先にお友達がそれで遊んでいて、飽きてポイしたものを息子くんが譲り受けた感じです。とても気に入って大事にしてるんですよ」だそうです。よく見たら真っ白かと思った箱の上にくまさんかウサギさんか判別不明な謎の生物の絵が描いてありました。きっと前の持ち主なのでしょう。この変哲のない箱のどの点が気に入ったのかを知りたいのですが息子くんは自閉症。そんなことは教えてくれません。ただ「そっかー」と見守るだけなのです。
それから昨日、朝登園するとその白い箱がかなりデコレーションされていました。
黄色や緑の色紙がたくさん張り付けられてぐるぐると何かしらを描いた形跡もあります。またしてもそれをたまたま見ていた先生。先日、箱のことを教えてくれた先生です。
「すごいですよね。息子くん、創作が上手なんです。それを作るのにひとりでとても集中してできていたんですよ」とのこと。へええ、と感心しているとさらに「それにセロハンテープの使い方が上手なんです、おうちでもよく作るんですか?」と。
いやいや、実はうちではあまり制作をさせていません。制作に使う箱なんかは保育園に進呈してしまっているってのもありますが、以前はさみを使わせたら刃の部分に自ら指先を充てて切ってしまったことがあるからです。そして、上手と言われたセロハンテープ。好きなのは分かっているんですがこれもテープ台を見つけてつかんだら即、『ビーッ!』と全部出し切ってしまうのでとてももったいなくて手の届くところに置いておけない状況です。ただでさえまだ本をビリビリ破ってしまうこともあるので補修に必要不可欠なセロハンテープ、無駄にできません。
やらせてない、と告白するのもなんだかちゃんとできてないと思われそうで私が言えなくてモジモジしていたらさらに先生が、「このくらいの年齢の他の子だとテープ台を見つけてつかんだら即、『ビーッ!』と全部出し切ってしまう子も多いんですけど息子くんはちゃんと必要な分な長さにカットしてきれいに貼り付けていくんです」と。
おお?なんだかうちでの様子とは全然違うじゃないですか。良い子ちゃんできてるんですね。ちょっと誇らしくなった朝の一幕でした。
欲を言えばうちでもそうして『ビーッ!』しないで欲しいです。
まあうちにはいろいろ物があって一つのことに集中できる環境ではないですからね・・・これは親の行き届いていない部分なので申し訳ないです。療育でも、保育園でも、目移りしないようにいろいろ片付けてから物事を進めるのが効果的だと言われて知ってはいるんですが・・・片付けられない・・・情けないです。
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