くまくまさんの時間は魔法だね

2019年3月26日生まれの息子くんの成長記録。大人になった時に読み返してくれると嬉しいです。

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【別れ】思い出のジャズバーに閉店前に行けたこと

photo by 写真AC

くまくまさんです。

 

週末は母校の大学の行きつけだったジャズバーに行ってきました。

不肖くまくまさん、一応大卒です。主に法律なんかを勉強していた気がします。しかし唯一覚えているのは知的財産権法の授業で教授が実際にあった訴訟であるプレイステーション用ソフトの「ときめきメモリアル事件」というオタクにはかなりインパクトのあるタイトルのお話だけです。う当時かなり売れていたメモリカード型チートデータについての事件です。それよりも面白かったのは事件の内容を深く理解するために教授が夜な夜な暗いリビングで家族に隠れてときメモをやっているとそこに妻が現れ、「お父さん、なにやってるの?」と非難めいた声を上げたそうです。教授はとっさに「いや、これは研究のためなんだ」と必死に釈明した、という話がとにかく爆笑でした。教授は事件よりきっとこの家族部分が授業の一番のポイントだと認識していたに違いありません。話し方がよく練られていました。さすが頭がいい人は違う。

ときめきメモリアルメモリーカード事件 - Wikipedia

 

このように当然うだつの上がらない学業を続けながらサークルはジャズ研究会に所属し、へたくそなドラムを叩いていました。先輩方に連れられて初めて入ったバーという社交場。初めてのお酒、初めてのジャズ、雰囲気、大人の常連のお客さん、すべてが初めてで革新的でした。良い時も悪い時も先輩、そして自分が先輩になった際は後輩と、人生で一番音楽を聴き、多くを学んだ店。その店が卒業して約20年を経て2月いっぱいで閉店するということを知り、向かったのです。おそらく最後の訪問。前置きが長すぎますね。

 

一緒に行く予定だった後輩は急遽コロナ陽性になり結局ひとりで2時間かけて大学へ。

変わらぬたたずまいの店には懐かしいひげのマスター。3年ぶりくらい。息子くんができた年に一度お邪魔しました。何を話そうかと思ってわくわくしていたら陽性になった後輩が代打で呼んでくれていた別の後輩がいました。彼ともおそらく10年ぶりくらい。嬉しかったのでそれはそれで盛り上がりました。当時のこと以外に現在の仕事のこと、家族のこと・・・おおよそ学生時代からは考えられない会話の内容。立派になった後輩の話に感動し続けました。しかし迫る終電。2時間かけてきたので2時間かけて帰らなければなりません。しかも会話もなかなか途切れない。なんせ10年分ですから。マスターとは結局ギリギリ最後しかおしゃべりできませんでした。お互い思わず涙ぐみます。私が通っていた頃より更に20年ほど前に開業した店です。40年の歴史があります。マスターは「お前の思い出を胸に生きていくよ」と言ってくれました。店員として働くマスターの奥さんにも「当時は楽しいお話をありがとう」と言っていただきました。その歴史の一員に少しだけなれたような気がしたのが嬉しかった。

 

最後にマスターと握手をしたところ、思い出しました。マスターの握手はいつも腕相撲みたいな恰好のやつでした。辛かった時も嬉しかった時も朝まで飲んだくれたりゲロ吐いて奥の席でずっと寝ていた時も最後はこの握手でした。このおかげで毎日授業に行けたし学生生活が彩られたんだと思いました。ありがとうマスター、どうぞいつまでもお元気で。今生の別れっぽくなったけどもう一度行けたら行きます。さびしい、さびしいなぁ。

 

⇩当時、朝方の閉店までいるといつも流してくれた曲。泣ける。

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