くまくまさんの時間は魔法だね

2019年3月26日生まれの息子くんの成長記録。大人になった時に読み返してくれると嬉しいです。

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【感動】自閉症・知的障がい児の成長と感謝の運動会記録

photo by 写真AC

くまくまさんです。

 

やっと先々週に行われた通園中の保育園の運動会のことが書けます。

なんでかっていうとモザイクを入れるのにめっちゃ時間がかかったからです。

参加人数も多いし、すべての顔、お住まいがバレそうな文字などを消していたらもう2週間に…。変な画像サイズのものもたくさんあるので先にすみません。謝っておきます。今の環境ではこれが限界です。

 

さて、今回が息子くん、保育園最後の運動会となりますが毎年の課題はこれ。

『泣かないでできるか』

とにかくこれに尽きます。パパママが近くにいるのにずっと観客席から離れて見てるし、近寄ろうとすると先生に腕をつかまれて座らされるし、なんだこれー!!で毎年大泣き、競技なんてそっちのけで泣き続け、落ち着いたと思っても顔を見つけられるたびにまた泣かれて…をずっと繰り返していた思い出が大半を占めます。

発達センターの担当さんからは「イベントは普段とは違うのでできなくて当然ですから気にしない方がいいです」と励まされていましたがやっぱり笑顔で楽しむ彼が見たい!

そのためならば会場に送ったあと黒子のようにずっと隠れていることもいとわない所存でした。しかし、会場で待機するやいなや…

photo by くまくまさん

思いっきり不安そう…

今にも泣きそうな息子くんがいました。年長さんたちがそれぞれ作ったお揃いのTシャツもこころなしかどんよりして見えます。

すかさずママが息子くんの席の後ろに陣取りご機嫌を取ります。

結果、これが息子くんの一日の心の安定につながりました。

 

最初はリズム。いわゆる集団行動です。

3歳のころからやっていますが息子くんはとにかくこれが苦手。ピアノの音に合わせてみんなと同じ動きをするこのリズムは妙にしたがりません。先生からも正直これが一番できないと思う、とは言われていました。

photo by くまくまさん

本来であれば椅子から離れて縄跳びで席の周りを走ったり、中央でいろいろなポーズや陣形を変化させるリズムですがご覧の通り自席から離れようとしません。それでもなんとなくはやっている姿には驚きました。去年までだったらただただ席で泣いて先生にすがっていただけだったからです。みんなとは離れていますが興味のある動きはなんとなくできていて感動しました。

photo by くまくまさん

しかも興味のある動きだったら他の子をぶち抜く勢いで前に出ていきます。同級生たちもその機敏な動きに「おま、そんなにできるんかいwww」って感じで笑っていました。ちなみにこれは出すぎです。集団行動的には✖であります。

photo by くまくまさん

次はかけっこ。

無駄にやる気を見せる息子くん。ポーズだけは世界陸上出場選手並みです。

photo by くまくまさん

結果、ビリ。

でもなんか、がんばりました。まっすぐ走れるってのが大事なんです。そしてたぶん全力で走ったら結構早いはずです。来年はもっとがんばろう。

photo by くまくまさん

玉入れ。これは苦手。端っこの方で玉を投げているような投げていないような…って感じで形だけ参加した感じでした。出ずっぱりの年長クラスですから息子くん的には小休止といったところなのでしょうか。

 

そして個人的に一番感動したのが『障害物競争』。これは息子くん的には毎年それなりに上手に出来ている競技ですが年長クラスの障害物はかなりハイレベルです。今年は息子くんではたぶん太刀打ちできないものばかり。あまりにできなくて逃走してしまうのではないかと本当に心配していました。

photo by くまくまさん

まずは立て板のよじ登り。ゆっくりですができました。

photo by くまくまさん

次は鉄棒。逆上がり、または前回りで進みます。

情けないことに息子くんに鉄棒を教えたことがないくまくまさん家。ぶらさがるのは昔から得意ですが近所にないこともあって鉄棒で回るのは結局一度もできませんでした。なので本番もなんとなくぶら下がるだけ。それでもなんとか必死で登ろうとしている姿は結構グッときました。同級生の中では唯一回れなかったけどこれは親が悪い。ごめんな。

photo by くまくまさん

最後は棒のぼり。これは毎年年長さんがやっていてレベルが高いと感じていた競技です。先生たちからも事前に『息子ちゃんなりの演技をサポートします』と宣言されていていた通り、実際、やっぱり足でふんばるコツがつかめないのか登れませんでした。それでも先生に足を支えてもらいながら登って、安全のために他の子の半分くらい低い位置にセットされた鈴にタッチして無事ゴール。

難しかったけど寄り道せずに完走できたこと、息子くんなりに全力で臨めたこと、そしてたくさんの協力と他の保護者の方々の暖かい拍手に妙に感動して恥ずかしながらカメラを構えながら号泣してしまいました。

近くにいた園長先生に「お父さんよかったですね。息子くん、がんばりましたね」なんて慰められて41歳。さらに涙が止まりませんでした。

 

そして最後の競技。年長さんだけのリレー。

赤白に分かれてどっちが勝つか競います。園児たちもどうしたら勝てるか走る順番、練習、たくさん話し合って臨んだ競技です。そこで問題になるのが息子くんの存在。どうしたって全力でちゃんと走れる可能性が低い息子くんがいれば彼がいるチームが圧倒的に不利になるのが目に見えています。勝ちたい、でも仲間外れにしたくない…葛藤してくれる園児たちと先生が出してくれた答えが『並走による一時休戦』でした。

息子くんにバトンが渡った時点で競技は一時休戦。隣を走る園児が息子くんに並走していわゆるおててつないでゴールをしてくれる、と決まったそうです。

これはくまくまさん家的にはとてもありがたい話でしたがいままでリードしていた部分がふりだしに戻ってしまうこと、そして並走してくれると決まった園児自身、そして親御さんに申し訳なさ過ぎて辞退を申し出ました。それでも先生からは「みんなで決めたことです。息子くんが走らなかったら私が走ります!」と強烈に熱い宣言を聞いていたので断ることはできませんでした。

で、当日。一番手に走るのかと思ったら中盤くらいの出番でした。紅組優勢だった状況はここで解消になります。大変申し訳ない。

photo by くまくまさん

のんびり走る息子くん。輪っかのバトンがどうしても車のハンドルに見えてしまうみたいでグルグル回しながら走っていました。並走してくれた女の子は全力で走れなかったことに後悔したのかなぁ。でも走りながら笑ってくれていたのにちょっと救われました。

最後は紅組の勝利で終わりました。白組で悔しくて泣いている子もいたのでやっぱりみんな真剣だったんだと改めて思いました。みんな息子くんのためにありがとう、と言いたいです。みんな大変よく頑張りました。

photo by くまくまさん

運動会の最後に顔写真が入る金メダルを参加した園児全員がもらって終了となりました。息子くんがこのメダルをもらうのはこれで3回目。そして最後の金メダル。感動一塩です。

photo by くまくまさん

年長さんだけ卒園アルバム用の写真を撮影して最後にこの表情。最高の全力笑顔でした。帰宅後に「運動会楽しかったー」と普段こちらから尋ねないと感想を言わない息子くんが自分から楽しかったと言えたことにこれも感動。

改めて先生方や保護者、同級生たちのたくさんのご協力、ご尽力、思いやる気持ち、仲間、そういった縁でここまでたどり着けたのだと思います。最初はどうなるかと思ったけど最後までこんなに息子くんが楽しめた運動会は初めてかもしれません。もちろん協力のほかにも息子くん自身の成長も成功の大きなキーとなったはず。本当に楽しかった。みんな頑張りました。保育園最後で最高の運動会、ありがとうございました。

 

ここまで長文、お読みいただきありがとうございました。

写真編集含めて長かったぁ…。

 

 

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