くまくまさんです。
うちの息子くんは基本的になんでもバッチコイで人が困っているって言ってるのに関係なく楽しんじゃうタイプの自閉症スペクトラム障害っ子なんですが、例外的に苦手なのが「おばけ」です。
正確にはおばけ関連、おばけの他に幽霊、妖怪、ゾンビなどワードだけでビクッとなってしまうくらいです。まるでハリーポッターの「名前を言ってはいけないあの人」レベルではないでしょうか。最近はなぜかここにヘビが追加されました。そういえばハリーポッターにはヘビの敵役がいますね。
ところで、実はこのおばけを利用することはくまくまさん家の生活にとってとても有効な手段となっています。
例えば息子くんがいたずらをしている時、なかなかご飯を食べない時、外出の時間なのにテレビ視聴をなかなかやめられない時などに「おばけが出るよ」と伝えると途端に「やだ」と拒否反応をみせて次の行動に移りやすくなるからです。
これは正直、実に便利で、とにかく「お化け」で脅せば親が希望する行動に息子くんをある程度誘導できるのです。これがいいかどうかは賛否両論あるかと思いますが親の楽さ加減を考えると必殺の一撃ワードと言えます。現に妻さんはこのワードを多用しています。
私個人的にはあまりこの技を使いたくなくて静観しています。
本来安心して過ごすべき自宅の中で自分の嫌いなおばけが出て来るかもしれない恐怖を味わってほしくないからです。息子くん的には自宅はどこまでも自由でありたいはず。伸び伸びしててほしい想いがあります。ただあまりに自由行動が多すぎる息子くんを停止させるために活用する気持ちも分かります。ぶっちゃけ自由すぎて辛い時もあります。定型児のように説得は効かないのです。脅しでコントロールしたい時もあります。
ただ『少しやりすぎたかな?』と思う場面もあって例えば一昨日、お風呂上りに息子くんと寝転がって遊んでいたときのことです。かなりキャーキャー騒いで完全にハイな状態だったため声のボリュームや動きの勢いに歯止めが効かなくなっていました。付き合う方もそろそろしんどい…と思っていたその時、急にピタッと息子くんが動きを止めました。顔はさっきまでの満面の笑顔とは打って変わって真剣そのもの。
どうやら彼が聞いたことのない何かの音が聞こえているみたいです。
「ブルルルルルルルルr」
おそらく音の正体は『他人の家の玄関先で待っている車のアイドリング音』(笑)
しかしこれにとにかくビビりちらした息子くんはパパにぎゅっと抱き着き、「もう眠い」と宣言するのでした。ちなみに息子くんは自身の嫌いなことが一定数たまると「もう寝る」と現実から逃げる傾向にあります。
自ら寝室に入り、パパと手をつないで寝るその姿はビビらせて申し訳ないと思いながらも「よっしゃ俺の時間」と思わせてくれます。息子くんにとって怖いワードを言う妻さんにもワーワー言えないなと思う出来事でした。ちなみに19時半就寝で朝までぐっすり寝ました。ありがとう!
⇩ビビりは1年ほど前から始まっています。
kumakuma3-family.hatenablog.com
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