くまくまさんです。
息子くんが後追いを始めました。
後追いとは赤ちゃんがお母さんが部屋から出た時などにそのあとを追いかけて行く行為です。子供にとってお母さんは世界のすべてであり、かけがえのない人ですのでいなくなってしまうことに耐えられないのですね。
子供によっては泣きながら追いかけて、トイレまでついてくるうえある程度大きくなるとそのドアさえも開けてくるというくらいですから相当な執念です。
うちの息子くんも例に漏れず、妻さんがお風呂に行くとすかさず後を追いかけます。
しかしキッチン侵入防止用に用意したベビーゲートに行く手を阻まれ、ギャン泣きでお母さんを求めます。どこにも行かないでハニー！女々しい将来の男性の姿を息子くんに感じてしまいますが赤ちゃんとして当然の行為らしいので一安心。
一方、私ことパパには特に付いてきてはくれません。
トイレに行こうが、寝室に行こうがお構いなし。
むしろこっちなんかまったく見ないで絵本を高速でめくったり、幼児用メリーさんでガンガンに音楽を鳴らしまくってます。悲しみのあまり息子くんの名前を呼んだって振り向きもしない。こっちを向いてよハニー！女々しい男性の姿を自分に見ました。
ただ例外的に私にも付いてくる時があります。
それはスマートフォンを持って歩く時とリビングで全裸になってからお風呂に行く時です。
スマホに関しては息子くんはもう両親と同じく中毒になりかけてしまっているので仕方ないのはわかります。でもなぜか全裸の時だけ追いかけてくるのかは謎です。
親というより同じ人間という種族を本能的に感じているのでしょうか。
服を着ていてはわからない雑食動物特有のスメルが心地よいのかもしれません。
妻さんは『なぜリビングで全裸になるのか』と頭を抱えて怒りますが、私が去った後、同じくベビーゲート前で『待ってー！ヒューマーン！』と嘆く声を聴くと無性に嬉しさがこみ上げてくるので止められません。
自分が必要とされている（と思われる）感覚って承認欲求が満たされて実に良いです。
まして世界一愛らしい息子くんからのお求めですから。
全裸になる程度でそれが得られるのならば私はいくらでもすっぽんぽんになれますよ。
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